製品情報
チェンカップリングの特長と構造
特徴
チェンカップリングは、2個のスプロケットと1本の2列ローラチェンとで組み立てられ、ピン1本で両軸の連結と分離ができる構造上非常に簡単なフレキシビリティの富んだ軸継手です。
数々のメリットを発揮し幅広い分野で活用されています。
構造

1.容易な芯出し

両側の軸を継ぐ場合、軸心はできるだけ一直線になるように取り付けるべきですが、これには非常に手間がかかります。チェンカップリングは、この点チェンとスプロケットの嚙合せと下図のような遊びを最大限に利用して取り付けを容易にし、且つ機械を保護するように設計されています。
2.優れた耐久力
スプロケットは優れた耐久力を得るために、歯先は表面焼入硬化を施しています。また、これに使用するローラチェンは、特にカップリング専用としてすべて焼入焼戻してあるため、長時間の使用に耐えられます。
3.小形で強力
ローラチェンは、全周にわたってスプロケットの歯と噛合いトルクは各歯に分担されております。外周近くに力の作用点があるため、小型でも大きな伝動能力を発揮することができます。
4.取扱いが簡単
ローラチェンの両端を連結している一本の継手ピンを抜き差しすることで、簡単にチェンを着脱することができます。
特別な工具を使用する必要はありません。

5.安全でコンパクト
カップリングと一体で使用されるケースは、Oリングを入れて油漏れやスリップを防止するHEIWAオリジナルデザインです。また他のカップリングのようなボルトの突起がなくコンパクトな外観をしているため安全です。

6.豊富な在庫
チェンカップリングはHC3012~HC8022のJIS該当品を常時在庫しております。
種類と呼び番号
ケースはカップリング本体とともに、一体となって回転します。アルミダイキャスト製ケースです。
HEIWAチェンカップリングはローマ字のHCと数字で表わし、数字はJISに基づいて上2ケタはチェン番号を、下2ケタはスプロケットの歯数を表しています。
