製品情報
選定のポイント
チェンの特性を考えたスプロケットの選定
小歯数スプロケットの選定
1.まず最小のチェンピッチ(所要動力の大きい場合は多列チェン)を選定します。
静粛な駆動運転や省スペースなチェンドライブが要求されることなどを考慮しスプロケットの歯数を選択します。歯数が大きくすると、静粛性とスムースな伝動が可能となります。
2.チェンの寿命を考慮すると、小スプロケットの歯数は13T以上を選択することを推奨します。低速で負荷の軽度な伝動の場合は歯数9Tのスプロケットも使用可能です。
3.推奨するスプロケットの回転数は7:1の減速比でご使用ください。最大で速度比10:1です。選定には強度、振動などを考慮して設計をしてください。
スプロケットと最大シャフトの外径
所要動力などの条件から求めたシャフト外径が選択したいスプロケットで対応できるかを確認ください。当社スプロケットカタログには最大軸穴径と表記しておりますのでシャフト外径が満足できるかをご確認ください。
標準在庫品スプロケットとは別に最大のボス外径でスプロケットをご用意いたしま
す。下表の最大ボス外径表を参考にキーの強度やスプロケットの強度を考慮のうえ設計してください。
大歯数スプロケットの選定
小歯数のスプロケットが決定した後に、減速比に応じた歯数の大スプロケットを選択します。
小スプロケットに速比を乗算した値が大スプロケットの歯数になります。
歯数は最大で120Tとしてください。120T以上が必要な場合は2段階の減速として設計されることを推奨します。
ローラチエン選定に関する計算式

スプロケット ボス最大径
